正社員辞めてみた

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会社を辞めたので、南の島で農業をしてみた話。島の生活と景色。

2016/07/12

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ブログをはじめてから、ずっと重い内容ばかり書いてきたので、今回は、全然違うプライベートの楽しかった話で、今年を締めたいと思います。

 

8893c661b55a2a2ad0e64156eeb4b2c1_s25歳の年末、会社員時代のことを振り返ってみた【新卒2年で会社を辞めた話 0】
 私は、2015年の4月末、新卒で入社して2年間勤めた会社を辞めた。退職して半年以上が過ぎて、ようやく当時のことを振り返ってみる気分になった。年末で、この一年...

 

謎の実行力

無職になってから自覚したこと。

私は、たまに、自分でもよくわからないことをひらめく。そして、その謎のひらめきに対する実行力が、無駄に高い。ひらめいたら、もう実行せずにはいられなくなってしまう。ひらめきにコミットする私。

 

冷静に考えてみると、転職活動もせずに会社を辞めて無職になる、ってことも、一般的にはあまり選ばれない選択肢かもしれない。でも、私は「とりあえず、まずは、会社を辞めよう。」と、ひらめいたので、実行してしまった。

こんな状況で、貯金を切り崩しているのに、何の不安も持たずに生活していて、結局、危機管理能力の低い馬鹿なんだと思う。でも、やっぱり、毎日が楽しい。

 

突然の神のお告げ

そんな感じで、今年8月の半ば、いつものように、私に、突然のひらめきが降りてきた。

 

「ん? なんか・・・、
 農業とかやってみたくない!?」

 

「ん!そういえば、私、
 南の島に住んでみたいと思ってたんだった!!」

 

「そうだ、南の島で農業をしよう!!!」

 

ひらめくと、やりたくてしょうがなくなってしまう。ちょうど、カフェでアイスコーヒーを飲んで、ぼーっとしていたところだったので、その場で、求人を検索した。

「ふむふむ、綺麗な海があって・・・、住み込みで・・・、食事付き・・・、最高じゃないか!!!」

1時間後には、農家さんに電話をして、履歴書を送ることになった。

 

私の経験では、こういう感じのよくわからないひらめきは、やっておいた方が、良いことがあるし、なんだかんだで、将来の大事なことにつながってくる。スティーブ・ジョブズの点と点の話みたいに。そう言っておくと、一気に説得力が増すかな、ってね。

www.nikkei.com

 

自分でも意味不明なことが、唐突に浮かんでくるのは、きっと神のお告げなんじゃないか、とか思う。だって、どこから出てきた考えなんだか、謎すぎる。神様のせいにしておこう。

そういうわけで、私は、2015年夏、南の島で農業をすることになった。

 

(会社を辞めた話で、心配のメッセージもいただいたのですが、こんな感じで、かなり元気です。全然懲りていません。すでにノーダメージ!)

 

「私、南の島で農業してくる!」

期間は、9月〜10月中旬、およそ1ヶ月半。場所は、沖縄の辺りの離島。もやっとさせておくけど、人は足りてなくて年中募集してるみたいだから、ググったらすぐ出てくると思う。

 

 

一応、母と妹にLINEで報告した。

「なんと・・・ なんと!!! わたくし、農業をすることになりました!!!」

 

重大発表!!! とかいって、本題を引っぱりまくる私に、もしや結婚か!? と期待MAXだった母。

「ちょっと、どういうこと?
 訳がわからないから、1から説明しなさい。」

 

さらに、訳のわからないことに、「私も会社を辞めて、農業をしたいと思っていた」とか言い始める、妹。混沌とする、家族のLINEグループ。

妹は、なんと、私が育てる野菜から、滞在する島名を当てたうえに、「もしかして、○○ファーム?」って、まさかの私より先に、その求人を見ていたことが発覚した。今まで、お互いに、農業とか一切口に出したこともないのに、そんなことってあるの?

いろんな意味で、うちの家系は、私と妹の代でおわると思った。

 

 

暇だったら遊ぼー! と、連絡をくれた友人にも「ごめん、しばらく無理。実は、今週から、南の島に住むよ!!!」と返信した。

「え? ギャグだよね?w
 展開が意味不明なんだけど、どこから突っ込めばいい?www」

 

 

・・・楽しい!!!

 

もしかして、こうやって、意味不明な謎のサプライズを仕掛けて、「ニートの私」をネタにしつつ生きていくのが、向いているのかもしれない。これが、私の生きがいなのかもしれない。人と違う私、みたいなね、自意識の塊! 万歳!!!

 

 

そして、9月、夜行のフェリーで1泊して、島に到着。

初の一人船旅! テンション上がるぅー!!!

 

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フェリーから見た朝日。曇りだけど。 

 

島生活いろいろ

初めての島の生活は、予想外のこともあれば、期待どおりの素晴らしいこともあった。

 

海がない

私が想像する、南の島の素敵な暮らしには、必ず「毎朝、日の出を眺めながら海辺をランニング!」っていうのがあったんだけど、まさかの、近くに海がなかった。農家は山の中だった。山の中だから、木しか見えない。一番近くの海まで、徒歩1時間。

南の島には、どこにでも海があると思い込んでいた。

 

痩せない

田舎だから、近くにスーパーやコンビニなんて無い。

せっかくなので、砂糖やカフェイン断ちをしようと思ったのに、10時と3時におやつタイムがあって、初日で挫折した。農家さんの高カロリー手作りおやつ、おいしい。

 

農業で身体動かして、規則正しい生活して、ダイエット! とかも思って、気合いを入れて、スーツケースに体重計を詰めて行ったのね。

で、島生活が2週間経ったところで、やっと、体重計に電池を入れて乗ってみたら、体重が4kgも増量していた。私は、わりと体重変動が少なくて、2〜3kg増えるのも減るもの半年くらい掛かる自覚があったんだけど。2週間で、4kg増・・・。部活で筋肉がっつり付いてたときよりも、重くなっていて、つまり、人生最高にデブになりました。

 

虫がやばい

田舎の虫を、甘く見ていた。私もだいぶ田舎育ちだけど、ガチの田舎はレベルが違う。

 

夜に、部屋の電気を付けておくと、ふと天井を見上げたときに、虫だらけになってるわけ。パソコンしてたりすると、キーボードめがけて、虫が天井から降ってくるわけ。

じゃあ、「電気を付けてるのがいけないんだ!」って思って、部屋を真っ暗にして、スマホを見ていると、スマホの画面に、突然、虫がピューンって飛んでくるわけですよ。寝る前に、布団でゴロゴロしながらスマホでも見ようもんなら、天井からでっかい蜘蛛がツツツーっと糸垂らして降りてきて、顔とスマホの20cmくらいの隙間に、突然、そのシルエットが浮かび上がるわけですよ。

シャワーも、住み込みバイト用の、野外のほったて小屋だから、自分が素っ裸のときに、手のひらサイズかっていう蜘蛛とか蛾とかバッタとかが出現するわけ。

 

私は、虫は大丈夫な方だけど、いちいちビッグサイズだし、急に目の前に現れるから、心臓が止まりそうになる。もうね、都会育ちの子が「きゃあ!虫〜><」とかっていう、そういうレベルじゃないから。

 

食う、寝る。

虫がやばい結果、夜は、電気を付けられないので、寝るしかない。

南の島で農業生活だなんて、スローライフの悠々自適で、昼は畑を耕し、夜は読書みたいなことをイメージするじゃん? それが、やることが無いから、早いと21時とかに寝ちゃう。晩ごはん食べてすぐ。もう、デブまっしぐらですよね。

で、南の方って、東京よりも、日の出時間が遅いから、もう、ひたすら寝ちゃう。毎日、身体動かして、疲れるし。

島の生活は、ほんと、畑にいるか、食べてるか、寝てるか、だった。

 

農業はハードワーク

週6の8〜18時で、一日中、畑仕事をした。もちろん、雨が降るとお休みになるし、昼休みとおやつタイムがあるけど。

毎日、植え付けして収穫して草取りして肥料撒いて〜 って、一日中、スクワットをしながら、大荷物を運んでいるような感じ。私は元バスケ部なので、ヘトヘトのところに「ラスト、ダッシュ10本!」とか「ランニング3km!」とか、体力的に追い込まれるのに慣れているというか、ドMというかなんだけど。それでも、筋肉痛がひどくて、下半身がパッツパツになった。パンプアップっていうのかな?

 

おかげさまで、お尻が垂れていたのが、キュッと引き締まった。というか、バイトの寮には鏡が無かったから、東京に戻ってきて鏡を見て、今まで自分のお尻がいかに垂れていたかを知った。

最近は、全然、運動していないけど、まだお尻は垂らさずにキープできている、と思う。お尻に悩んでいて、時間のある人は、一度、農業しに行ってみるといいんじゃないかな。たぶん、スクワットとかの比ではなく、数日でお尻が上がってくる、はず。(適当)

 

毎日、山の中の家と、その周りの畑で過ごすわけで、半径200mくらいの範囲内から外に出ることがない。当然、会う人も、農家さんと他のバイトさんだけで、暇。

仕事以外の時間に出かけようにも、山を下らないといけないし、朝晩は、街灯も無くて本当に真っ暗闇だから、厳しい。そもそも、出かけても、行き先が無い。

 

私は、都会に憧れて上京したタイプの田舎者で、東京で消耗するのが大好きなので、いつも同じ人と同じことをしてるのは、気持ち的に、かなり退屈だった。農作業自体は楽しいんだけど。これは、完全に、私の性格の問題だから、人によって感じ方が違うところかな。のんびりすることはできた、とても。

あと、私は短期バイトだから、農作業しかなくて暇っていうだけで、移住する場合だと、がっつり地域の行事や人間関係が出てきて、全然違うと思う。

 

海がめっちゃきれい

もちろん!! 見下ろすと、泳いでるお魚がたくさん見える!!

 

星がめっちゃきれい

天の川が見える!! 流れ星も見える!!

 

ごはんがめっちゃおいしい

やっぱり、島の新鮮なお野菜にお魚、最高!!

 

休みの日には、島をお散歩!楽園!

虫とか暇とか言ったけど、でも、やっぱり、島の良さって、田舎で大自然があるところだ。

貴重な、天気の良いお休みには、島を何時間も歩き回った。

 

なんとなく目的地を決めて、Google先生を頼りに、適当な方向へ歩いていく。

 

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ご近所のハイビスカス。最高の散歩日和。

 

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 ひたすら、さとうきび畑。

 

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 ついに、やっと、海が!!そして野原。

 

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 こんな道をずっと一人で歩いていく。右手にはソテツ。

 

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写真じゃ伝わらないんだけど、めっちゃ高い崖。落ちたら死ぬ。
でも、ギリギリまで行って、のぞき込みたくなっちゃう性格。

 

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崖から振り返ると、こんなに広い野原が。
テンションが上がって、わーい! とか叫んだり、『風になりたい』を熱唱したりしながら、鞄を放り投げて走り回る。一人で、ダッシュしてみたりする。

 

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走り回って、疲弊。よく考えると、気温は30度オーバーだし、午前中に農作業をした後で疲れてるので、ふざけて遊んでると熱中症になる。
でも、ずっとこんなんで、飲み物なんて売ってないよ・・・。

 

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ひたすら何も無い道が続く。ひとりでふらふら歩く。

 

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楽園かな?

 

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すごい色だ〜

 

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道端にパパイヤもなってる。

 

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ビーチに到着。
夕方になっちゃったけど、お昼だったら、もっと真っ青なんだろうなぁ。

 

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鍾乳洞もある。写真だと、やっぱりいつ見てもきもい。
宇宙人? デイヴィ・ジョーンズ?

 

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灯台もある。白が映えてきれい。

 

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また、めっちゃ高い崖。落ちたら死ぬけど、やっぱり、ギリギリまで行ってのぞき込みたい・・・!

 

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めっちゃきれい!

 

で!

ここで!!

農家さんに教えてもらったとおりに、ずっとのぞいてたら・・・

 

見つけた!!!

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なんと、ウミガメです!!!

私、学生時代の5年前に、ウミガメを見たくて、屋久島に調査ボランティアに行こうとしたんだけど、スケジュール的に断念してたのね。

 

それが、まさか、こんなところで夢が叶うとは!!! 感激!!!!!

 

すごく高い崖だし、遠いので、小さくてまめつぶくらいにしか見えないし、写真にも写らない。でも、ちゃんと、ウミガメだってことは、肉眼で見える。

この出会いだけで、もう、島に来た意味があったというか、目的を達成したと思った。この島に、ウミガメがいるなんて、全く知らなかったんだけどね。

 

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こんなゴツゴツの岩場も。ここも、写真じゃ伝わらないけど、10m以上はある崖。
やっぱり限界まで行ってみたけど、今までの崖よりずっと低くて、水面が近い分、水しぶきや渦が見えてめっちゃこわかった。ここは、こわすぎて、落ちないように早めに撤退。

 

ずっと、島散歩して、色々なところを歩いてみたけど、全然、人がいない。いつも、ほとんど誰にも会うことなく、行って、帰って来る。

 

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島を離れる日に、港から海をのぞいてみた。魚が見える、すごい透明さ。 

 

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ちなみに、夜行フェリーってこんな感じ。

 

南の島で農業、おすすめです

私は、色々な貴重な経験ができたし、綺麗な景色も観れたし、南の島の農業、本当に行って良かったと思う。

 

ただ、脱サラして農業するのとかはどうなのかな〜、と思うところもたくさんあった。

私の周りには、「農業してみたい」という友人が、結構いるんだけど、都会で生まれ育った人が多くて、そういう人が想像しているのと、実際の農業とは、かなり乖離があると思う。

 

農家さんは、いつも「農業って辛いでしょ? こんなに辛い仕事は、他には無いよ。この経験があれば、他のどんな仕事でもできるようになるよ。」って言ってた。

私は、運良く社畜経験があったので、社畜の方がずっと大変だったけど・・・! でも、やっぱり、農業ってかなりハードワークだと思う。体力的な部分はもちろん、それ以外にも、大変だなぁと思うことは、色々とあった。書くと長くなるので、とりあえず、今回は楽しい話だけにしておく。また、別の機会に、感じたことを書いてみたい。

 

ちなみに、私が1ヶ月半の農業バイトをして、稼いだ金額・・・

 

な、な、な、なんと!!!

 

 

・・・10万円弱でした。

 

住み込み寮食事付きで、日給3000円だった。

これはこれで、「ついに脱ニートした私が、南の島で、8時間日給3000円のバイトをした話」として、友達には「えっw 安っww」ってウケるので、おいしいネタができたと思う。しかも、島までの交通費が、自己負担で、5万円以上掛かっている・・・!

 

私は、南の島で農業できて、お金まで貰えてラッキー! だったけど、単純にバイト目的だったら、普通に、東京で3時間働いた方がイイネ!

 

色々と言ったけど、私は、農業バイトや島の生活、おすすめです。

私は、旅行好きだし、珍しいことはやってみたい派なので、すごく楽しかった。もし興味があれば、北海道から沖縄まで、たくさん求人があるので、ググってみてください! 私が見聞きした様子では、農家さんは、常に、働き手不足みたいですよ。

 

島の景色が、本当に最高でした!!! ひらめいて良かった。

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 島を離れるフェリーからみた夕日。

 

 

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